空前のブームにより、日本全国に多様なサウナ施設が誕生しています。「色々なサウナがあるけれど、何がどう違うの?」「息苦しいのは苦手だけど、自分でも楽しめるサウナはある?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、サウナの種類を「温度と湿度」という明確な基準で分かりやすく分類し、それぞれの特徴や効果的な入り方を徹底解説します。
最後までお読みいただければ、あなたの目的や好みにぴったりと合う、最高のサウナを見つけることができるはずです。

Contents
サウナの種類は大きく分けて3系統!「温度×湿度」の違い
サウナは、大きく「ドライサウナ」「ウェットサウナ」「遠赤外線サウナ」の3系統に分類されます。
サウナ室に入ったときの「熱さ」や「心地よさ」は、主に温度と湿度のバランスによって決まります。例えば、日本の銭湯で昔から親しまれているのは「高温・低湿」のドライサウナですが、近年は息苦しさを抑えた「中温・高湿」のウェットサウナも人気を集めています。
まずはこの基本の3系統を押さえることが、自分好みのサウナを見つける第一歩です。

ドライサウナ(乾式):日本の主流・高温低湿
日本の温浴施設で最もよく見かけるのがドライサウナです。温度は80〜100℃と高く、湿度は10%程度に設定されています。 最大のメリットは、短時間で一気に汗をかけること。
水風呂との温度差を楽しみやすく、強烈な爽快感(ととのい)を得たい方に最適です。一方で、空気が乾燥しているため息苦しさを感じやすく、肌や髪の乾燥が気になる場合はサウナハットやタオルの活用をおすすめします。
ウェットサウナ(湿式):潤いたっぷり・中温高湿
ミストサウナやスチームサウナに代表されるのがウェットサウナです。温度は40〜60℃と控えめですが、湿度が80〜100%あるため、体感温度はしっかりと高く保たれます。
最大の魅力は、熱気による息苦しさがない点です。たっぷりの蒸気に包まれるため、肌や髪を乾燥から守りながら、体の芯までじんわりと温めることができます。
遠赤外線サウナ:体への負担が少ない・中温低湿
遠赤外線ヒーターを使用したサウナです。温度は60〜70℃前後と、ドライサウナに比べてマイルドに設定されています。
室内の空気を熱するのではなく、遠赤外線の力で体を直接温める仕組みのため、息苦しさがほとんどありません。「熱すぎる空間は苦手だけれど、しっかり汗はかきたい」という方にぴったりの種類です。
【完全網羅】世界と日本の代表的なサウナ全7種一覧
基本の3系統を理解したところで、さらに具体的な種類を見ていきましょう。サウナは発祥地であるフィンランドをはじめ、世界の気候や文化に合わせて独自の進化を遂げてきました。それぞれの個性を知ることで、施設選びがさらに楽しくなります。
フィンランド式サウナ(ロウリュ)
熱したサウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させる「ロウリュ」が楽しめる本場のスタイルです。蒸気が室内に広がることで体感温度がグッと上がり、心地よい発汗を促します。
ケロサウナ
「木の宝石」とも呼ばれる希少な枯死木(ケロ)を壁面などに使用したフィンランド式サウナです。年月を経た木材特有の芳醇な甘い香りと、柔らかな熱の反射がサウナ愛好家を虜にしています。
スモークサウナ
煙突のない小屋の中で薪を燃やし、数時間かけて室内を温める伝統的な様式です。「サウナの王様」と称され、全身を包み込むようなスモーキーな香りと柔らかな熱気が特徴です。
ロシア式サウナ(バーニャ)
フィンランド式よりもやや温度・湿度が高い傾向にあるサウナです。白樺などの枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で体を叩くウィスキングが行われることが多く、全身のリフレッシュに最適です。
ローマ式サウナ(テルマエ)
古代ローマの公衆浴場を起源とするスチームサウナです。大理石やタイル張りの室内空間が多く、足元や壁面からの輻射熱と穏やかな蒸気を利用して、ゆったりとくつろぎながら温まります。
塩サウナ
日本でよく見られる、中低温のサウナ室内に塩が常備されているスタイルです。体に塩を乗せて汗で溶けるのを待つことで、古い角質や毛穴の汚れをすっきりと洗い流すサポートをしてくれます。
薬草サウナ
スチームサウナの一種で、ヨモギやハーブなどの薬草を蒸して室内に香りを充満させます。豊かな香りを全身で深呼吸しながら楽しむことができ、極上のリラックスタイムを味わえます。
【目的・悩み別】あなたにぴったりのサウナ診断
サウナ選びで迷ったら、ご自身の「目的」や「その日の気分」に合わせて選ぶのが一番です。種類によって得られるリフレッシュ感が異なるため、今の自分に最適なサウナを見つけてみましょう。

「とにかくガッツリ汗をかいて、爽快感が欲しい」方へ
おすすめ:高温のドライサウナ + セルフロウリュ可能な施設
短時間で一気に汗をかき、その後の水風呂でクールダウンすることで、頭も体もシャキッとする強烈な爽快感を得られます。自分で水をかけて蒸気を調整できる「セルフロウリュ」がある施設なら、好みの熱さにカスタマイズできるためさらに満足度が上がります。
「サウナ特有の息苦しさが苦手・初心者」の方へ
おすすめ:ミストサウナ、スチームサウナ、遠赤外線サウナ
熱い空気を吸い込んだときの、鼻や喉のヒリヒリ感が苦手な方には中低温のサウナがベストです。特にミストサウナは、温かい霧雨の中にいるような優しい感覚で、初心者でも長時間リラックスして過ごすことができます。
「美容を重視したい・肌の調子を整えたい」方へ
おすすめ:塩サウナ、薬草サウナ
お肌のケアを重視する日は、塩サウナがおすすめです。塩の力で肌表面がなめらかになる感覚を楽しめます。また、薬草サウナのたっぷりの蒸気は、肌に潤いを与えながら心地よい香りで全身の緊張を解きほぐしてくれます。
サウナの種類で変わる?最適な「入り方」と水風呂の相性
サウナの種類が違えば、体が温まるスピードも異なります。それぞれの特性に合わせた「無理のない入り方」と「水風呂の組み合わせ」を知っておきましょう。
ドライサウナの入り方(目安:6〜10分)
高温のため短時間で体が温まります。頭部が熱くなりやすいため、サウナハットやタオルを巻いて頭を守るのがおすすめです。しっかり汗をかいたら、掛け湯をして15〜16℃程度のキリッとした水風呂に入り、メリハリのある温度差を楽しみます。
ウェットサウナ・塩サウナの入り方(目安:10〜15分)
中低温のため、ドライサウナよりも少し長めに滞在し、体の芯までじっくり熱を伝えます。塩サウナの場合は、塩を強くこすりつけず、汗で自然に溶けるのを待つのが肌を痛めないコツです。
退出後は、冷たすぎる水風呂よりも、ぬるめの水風呂(20℃前後)や水シャワーで優しく熱を冷ますと心地よく落ち着きます。
まとめ:種類を知ればサウナはもっと楽しくなる
一口に「サウナ」と言っても、温度や湿度の違いによって多様な種類が存在し、楽しみ方も様々です。
- 王道の爽快感を味わうなら「ドライサウナ」
- 息苦しさがなく潤いたっぷりの「ウェットサウナ」
- 体に優しく芯から温まる「遠赤外線サウナ」
それぞれの特徴を知ることで、「熱い・苦しい」というイメージが変わり、その日のコンディションに合わせた柔軟な楽しみ方ができるようになります。
次の休日は、ぜひ今まで入ったことのない種類のサウナへ足を運び、あなただけの心地よい時間を見つけてみてください。
